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ドクタースランプ アラレのびっくりバーン・サウンドトラック : ウィキペディア日本語版
ドクタースランプ



ドクタースランプ』は、漫画『Dr.スランプ』を原作とするテレビアニメ作品。1997年11月26日から1999年9月22日までフジテレビ系列で毎週水曜日19時00分から19時30分に放送された。平均視聴率13.3%、最高視聴率は、第1話「アラレ誕生!」の20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
== 概要 ==
1997年10月に発売されたVジャンプ(集英社)にて1997年12月号からアニメコミックの連載が始まった。原作漫画やアニメ第1作から、現代を意識して時代設定を原作連載時期の1980年代から1990年代に変更し、キャラクターデザインも再設定され、人物設定にも多くの変更がなされた。そのほか、色設定、スタッフ・キャストなども一新されており、東映アニメーションは、「パワーアップして復活といったコンセプトではなく、原作やアニメ1作、劇場版(第1作から第9作)とは出来るだけ切り離し、初めて『Dr.スランプ』に出会った時の新鮮な驚き、むしろ新しい原作に出会ったものという考え方で企画した」と語っている〔ドクタースランプ 公式サイト 1998年1月19日時点 〕。
本作の前年にスタートした『ゲゲゲの鬼太郎(第4シリーズ)』が、シリーズ後半の第64話から東映アニメーション初となるフルデジタル制作を導入し、コストダウン・省力化などで実績を挙げたのを踏まえ、本作もフルデジタルで制作された。「SLUMP THE BOX 90's」付属ブックレットの解説によると、彩度が高く輪郭がはっきりした独特のメリハリ感の強い画調が特徴。またキャラクターの衣装などポップなイメージを重視し、ノウハウ取得・蓄積のための実験的な作画手法などもみられた。第1期のOPアニメ(第1話 - 第28話)の多数のキャラクターによるダンスシーンがその典型である。従来の技術ではセル画を重ね合わせて撮影する必要があるが、セル画の性質上「重ね撮り」できる枚数には限界があり、デジタル作画ならではの作画手法となった。
放送構成は、45話までは、オープニング→スポンサー表記→Aパート→CM→Bパート→CM→次回予告(30秒)→エンディングテーマ→スポンサー表記だったが、46話からは、次回予告(30秒)がエンディング後になった。
アイキャッチアニメーションは、19話まではAパート後のみで、20話Bパート前もアイキャッチを入れるようになった。 29話までは、Aパート後、Bパート前も黄色い背景に、タイトルロゴとアラレの服が変わるのアニメーションが流れる。29話以降のBパート前のアニメーションはガッちゃんが飛び回り、アラレと千兵衛が飛び回っているガッちゃんを捕まえようとするアニメーションが流れる。次回予告アニメーションは、アラレの「んちゃアラレだよ」で始まり、 次回のストーリーのアニメーションが流れ、アラレが次回のストーリーの解説をする。 最後のアラレの一言は話によって異なる。次回の解説は時のよって別のキャラクターがすることもある。アイキャッチ・次回予告のBGMは1話から28話までは、「顔でかーい」、29話以降、「HELLO,I LOVE YOU.」になる。
Vジャンプ(集英社)にて1997年12月号から2000年7月号まで全30話連載された(2000年1月号・2月号休載)。本作のDVDBOXに全30話が収録されている本が入っている。1999年、日本著作権センターから、子供向けの著作権学習教材として、「コミックでわかる著作権 ドクタースランプ ニコチャン大王 チタマ脱出作戦」(シナリオ:菅原圭一 / 作画:田中久志)が出版された。
1999年3月6日には「東映アニメフェア」で、劇場版『ドクタースランプ アラレのびっくりバーン』が公開された。
2008年3月21日に全74話とSPを収録したDVD-BOX「SLUMP THE BOX 90's」を発売した。特典は、特製ブックレット・非売品アニメコミックなど。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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